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福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。 facebookもよろしく→https://www.facebook.com/tarutana カテゴリ
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作品『高橋お伝』
"Oden Takahashi killed bad man"
12.7×18cm・Watercolor painting 南千住小塚原回向院には、鼠小僧次郎吉、片岡直次郎、腕の喜三郎という錚々たる罪人に挟まれるように「高橋お伝」の墓があります。 「明治の毒婦」と言われ、歌舞伎や映画で男をたぶらかし殺す悪女として取り上げられています。その他悪趣味極まり無い噂に彩られた女です。 高橋お伝は、嘉永三年(1850)に現在の群馬県みなかみ町の貧農に生まれた。17歳で高橋浪之助と結婚。浪之助が不治の病を患い、お伝は夫を厚く看病する。夫の死後ヤクザ者の小川市太郎と恋仲になる。 しかし、市太郎との生活は借財が重なり、明治9年(1876)8月、古物商の後藤吉蔵なる男に借金を申し出る。 吉蔵は、「一晩枕を交わすなら貸してやってもいいぞ」と浅草蔵前片町の旅籠「丸竹」へお伝を連れ込む。 吉蔵の言いなりになった翌朝、お伝は、 「約束を忘れないでおくれだよ」と吉蔵に言ったが、 「何の話でえ?」ととぼける吉蔵。 「なんだい!、馬鹿にすんじゃないよ!」とお伝は剃刀で吉蔵の喉を描き切る。そして、そして財布の中の僅かな金を奪って逃走する。 二週間後強盗殺人容疑で逮捕。 明治12年、1月31日、市ヶ谷監獄で斬首刑に処される。執行人は八代目山田浅右衛門の弟吉亮(九代山田吉亮)。この吉亮はお伝の他、大久保利通を暗殺した島田一郎の首もはねている。 情状酌量の余地無しで死刑判決、即日執行とは、いかにも江戸時代の風潮が残る明治初期ならではである。 「毒婦」と言えば、昭和11年(1936)に「安倍定事件」をおこした安倍定の方が抜きん出ている。しかし、安倍定は懲役六年の判決、恩赦によって釈放後、昭和49年(1974)頃までの生存が確認されている。70歳くらいまで生きていたのだ。 お伝の墓には「榮傅信女」と戒名が刻印されていたが、本当に成仏したのであろうか、と思いながら手を合わせたら背筋が寒くなったのであります…南無阿弥陀仏。。。。
by Patch_It_Up
| 2014-08-09 16:52
| 怪談画
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