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お部屋に絵を飾りましょう
by 棚倉樽
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福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。
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『岡本太郎展』・プロローグ

雨の今日、待望の『岡本太郎展』を観た。
昨日行こうと思っていたのであるが、遠足の前日みたいにワクワクして飲み潰れてしまった(笑)。大二日酔いでは太郎さんに失礼だから自粛。
そして今朝、最終日前日の大混雑を覚悟の上で、開館時間の午前10時を目指して国立近代美術館へ。地下鉄竹橋駅を降りると、いかにも太郎展を目指す集団約50名が足早に美術館へ向かう。驚いたことに、美術館にはさらに多くの人々が列をなしていた。太郎さんの名台詞「何だこれは!」が早くも脳裏に(笑)。
並ぶのを覚悟していたらスタッフの兄ちゃんが、「行列はガチャガチャを買う人なのでチケットをお持ちの方はこちらへ」とアナウンスしていた。ガチャガチャ?、ああ「岡本太郎アートピースコレクション」って銘打った太郎作品のミニチュアなんだな。400円で買えるこのグッズは大人気のようだった。

太郎さんのグッズといえば、私にも自慢のお宝がある。
TAROの爆発マグカップ!。
『岡本太郎展』・プロローグ_a0146758_022129.jpg


『岡本太郎展』・プロローグ_a0146758_0225288.jpg

1981年にマクセルがビデオカセットのノベルティーとして配布したもの。
あの当時、VHSのビデオカセットは120分ものが一本5000円前後だったと思う。某事務用品メーカーのサラリーマンだった私の給料は9万円程度だったから、必死の思いでこのマグカップ欲しさにマクセルのビデオカセットを買ったのだな。
そうそう…マクセルに先駆けキリンシーグラムが1976年にロバートブラウンのノベルティーとして「顔のグラス」ってのも出したのだけれど、高校生だった私はウイスキー好きの親父に懇願して、「酒はロバートブラウンにしてけろ」と顔のグラスを集めたっけな(笑)。今は手元に無いが、本展で展示されているのを懐かしく眺めた。何故か「爆発マグカップ」は展示されておらず、私のお宝感は高まったのである(笑)。

がしかし、岡本太郎信望者は多いので「爆発マグカップ」程度ではお宝とは言えないかも知れない。ではでは、これはどうだ!。
『岡本太郎展』・プロローグ_a0146758_0235194.jpg

「爆発マグカップ」と同じく1981年に、仙台駅前のエンドーってスーパーマーケットで開催された『岡本太郎の世界展』のチラシと図録だ。
これは、「東京さ行って絵描きになる!」と家を出た私を思って、当時仙台に住んでいた弟がプレゼントしてくれたものなのだ。絵に全く関心の無い弟は、兄貴が尊敬する岡本太郎の展覧会があるってことでエンドーへ足を運び、そしてなんと会場に来ていた太郎さんのサインまで貰っていたのであるよ!。
『岡本太郎展』・プロローグ_a0146758_0251198.jpg

太郎さんの字は、それ自体が作品のように個性的である。弟の思いも含め私の一生のお宝なのだよ…。

さてさて、最後の太郎さんのお宝は、本展覧会にあった。
展覧会の出口に三角くじを引くコーナーがあった(笑)。「太郎のことば」を引き当てるって企画だな。
『岡本太郎展』・プロローグ_a0146758_025509.jpg

で、引き当てた言葉がこれだ!。
『岡本太郎展』・プロローグ_a0146758_0271778.jpg

ん〜、やはりそうであったか!。そして、これからもそうでなければならないのだな!。

『岡本太郎展』、ガチャガチャとか、くじ引きとか、バカ高いグッズとか、タモリの番組とか(笑)、コマーシャリズムに溢れた展覧会であったが、我が国最高の芸術家を身近に感じられる貴重な展覧会であったと思う。詳しくは次回に…。
さらに、太郎展のチケットで観ることが出来た所蔵作品展『近代日本の美術』、さらにさらに、銀座まで足を伸ばして三越で観た『メアリー・ブレア展』の感動も伝えたい。ディズニーの礎を築いた「アメリカの母」の温かさ…。

はぁ、さすがに展覧会三連ちゃんは疲れるのであります(笑)。
by Patch_It_Up | 2011-05-08 00:30 | 岡本太郎 考 | Comments(0)
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