ご挨拶
★絵に関する問い合わせ等はお気軽にこちらへ→
福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。 facebookもよろしく→https://www.facebook.com/tarutana カテゴリ
全体コロナ退散祈願作品 アートイベント『やまとごころ』 古事記・絵物語 日本の趣 日本美人図 美術見聞録 本・映画・音楽 名画模写100選 ぼくはエルヴィスが大好き ロックスター画 ムービースター画 アスリートの肖像 大草原の小さな家より 松戸名所図会 人物画 風景画 東京名所図会 日本名所図会 棚倉名所図会 希望の絵 立体造形 個展・作品常設店 青木繁 考 岡本太郎 考 思い出絵日記 若い頃の作品 絵画作品Tシャツ 怪談画 プロフィール 未分類 最新の記事
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ドラマ『グーグーだって猫である』少女漫画界の巨星・大島弓子の自伝的コミックエッセイを宮沢りえ主演でドラマ化したWOWOWのオリジナルドラマ。公園でホームレスの老人から譲り受けた猫「グーグー」と少女漫画家・麻子との静かで心温まる物語。 秀作ドラマであったが、私にとって心に強く残るエピソードがあったので是非紹介したい。 小学生の麻子が学校の図工の時間に楽しそうに絵を描いている。テーマは「お母さんとわたし」。麻子の絵を見て女教師が言う。 「ふざけちゃ、ダメ。お母さん、空飛べるの?」 「いいえ」 「おかしいでしょ、描き直しなさい」。クラスメートのクスクス笑う声が聞こえる。 麻子が描いた絵は、母親と自分が一緒に虹に向かって空を飛んでいる絵であった。麻子はガッカリして、下校途中に馴染みの喫茶店に立ち寄る。落ち込んでいる麻子に心配した老マスターが声を掛ける。絵を見せて事情を説明する麻子。それを聞いていた客のOLが、 「いい絵だよ。先生が何て言ったか知らないけれど、描き直すことないよ。本当にいい絵だよ」と励ます。麻子は元気を取り戻すのであった。 麻子の気持ち、私にはとてもよく分かる。私も同じような経験を小学生時代に何度も経験した。好きだった絵が嫌いになり、図工の時間が苦痛になっていった。麻子=大島弓子にとって、あのOLの言葉がなければ、漫画家で成功することがなかったのかも知れない。 「絵を描くこと」といった主題をSNSやブログで長々と主張している記事をよく見かけるが、麻子が描いた「お母さんとわたし」に全て凝縮されているように思う。 私にとって再び絵を描くことの楽しさを教えてくれたのは、中学一年生の美術担当の若い女性教師であった。何故にあんなに褒めてくれたのか今でもよく分からないが、とにかく授業以外でも「水撒きをしよう」といったポスターを描くように頼まれ、その全てを校内に飾ってくれた。バスケットボールに夢中だった私に、「美術部に入りなさい」とも言わず、石膏彫刻までやらされたっけ。秋に転校することになったのであるが、あの先生は目を潤ませて、「次の学校でも絵を描き続けなさいね」と言ってくれたのである。しかし、転校先の美術担当男性教師は小学校の先生より酷く、私の絵に対する興味は再び薄れていったのであった。 弘前市立第三中学校のあの女先生。今の私の絵を見たら、何と言ってくれるであろうか。。。。 This is an episode when it was the primary schoolchild of the Japanese woman MANGA artist in the TV drama. She described a painting of "mother and me". The teacher to see it said "This is a useless picture, and does your mother fly in the sky?". She came to dislike a picture in disappointment. The art education of Japan is this level.
by Patch_It_Up
| 2016-03-11 17:41
| 本・映画・音楽
|
Comments(0)
|