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福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。 facebookもよろしく→https://www.facebook.com/tarutana カテゴリ
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レーピン作『何という広がりだ!』を模写するFacsimile ”What freedom! (What an Expanse!)” 12.7×18cm・ARCHES for oil painting paper-oil painting I facsimiled "What freedom!" of a Russian great painter "Ilya Yefimovich Repin". "What freedom!" was described in 1903. This is what an impressive picture!. 2007年、東京都美術館に於いて、サンクトペテルブルク・国立ロシア美術館所蔵の18世紀後半から20世紀初頭までのロシア絵画100点以上を公開する「国立ロシア美術館展」が開催された。私はロシア美術に魅了され、開催中三度足を運んだ。 偉大なロシアの画家たちの中にあって、ひときわ力強い光を発していたのが、イリヤ・レーピンであった。19世紀後期から20世紀初頭に君臨したロシア・リアリズム絵画の巨匠である。レーピンの作品にあまり触れていなかった私は、この『何という広がりだ!』と題された作品の前で足がすくんだのである。 1903年、レーピン59歳の時に描かれたこの絵は、翌年に勃発する日露戦争、二年後の第一次ロシア革命を予兆し「いかなる困難があろうと立ち向かうロシアの青年」といった解釈を高名な批評家に限らず誰でも抱くであろう。しかし、レーピン本人は、この絵の制作意図について「ただ単にフィンランド湾に面するクオッカラを訪問した時に受けた印象があまりに強烈だった」としている。トルストイと30年間親交があったレーピンが、メッセージなくこのような強烈な絵を描いたとは思えない。 様々な分野のクリエイターがメディアを通じて軽はずみに政治的な発言をする昨今、何も語らずこうした作品を世に放ったレーピンにこそ真の芸術家の姿を見るのであります。。。。
by Patch_It_Up
| 2016-11-03 17:57
| 名画模写
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