お部屋に絵を飾りましょう
by 棚倉樽
ご挨拶
福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。
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第二章・ 三『須勢理毘売命(スセリビメ)』

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Graphic saga "Kojiki"

Chapter 2 #3. "Suseribime"

30×17cmCanson Figueras canvas paper-oil painting

From Japan's oldest history book "Kojiki" (712).

Ookuninushi escaped from the brother Deities and went to the country where his ancestral Deity "Susanoo" lives. When he visited Susanoo's palace, a beautiful female deity appeared. She is Susanoo's daughter "Suseribime". They fell in love soon and promised to marry.

Susanoo did not permit marriage between his daughter and Ookuninushi. And he gave many hardship to Ookuninushi. Susanoo confined Ookuninushi in a room with snakes and centipedes and bees. Ookuninushi endured hardship. Actually, he was rescued by the spiritual power of Suseribime.

One night, Ookuninushi and Suseribime escaped the palace. At that time, they brought Susanoo 's sacred sword, bow and arrow, and a koto. Susanoo woke up and chased after them.

Susanoo who caught up with them shouted "Stop!" And said, "Defeat your brothers with my sword and arrows, make a country, and marry my daughter and build a splendid palace on the mountain!"

Thus Ookuninushi killed his brothers and began preparing to make Japan. Then he got married Suseribime and built a new palace. Yagamihime, who got married earlier, was afraid of Suseribime and left her child and ran away. Ookuninushi was afraid of jealousy of Suseribime, but greeted many wives to make the country prosperous, made a lot of children...

 大穴牟遅神(オオナムヂノカミ)は兄神(八十神)たちから逃れるために、六代前の先祖神「須佐之男命(スサノヲノミコト)」が住んでおられる根之堅洲国(ねのかたすくに)へ行った。スサノヲの宮殿を訪ねると、美しい女神が迎えてくれた。スサノヲの娘「須勢理毘売命(スセリビメ)」である。瞬時に惹かれあった二柱は直ちに結婚の約束をする。それを知ったスサノヲは、オオナムヂに試練を与える。蛇のいる部屋、ムカデや蜂のいる部屋に閉じ込めたり、火を放った野原の中から矢を拾ってこさせたりと執拗であったが、その度にスセリビメの知恵によってオオナムヂは難を逃れた。

 ある夜、眠りこけたスサノヲの隙を見て、オオナムヂはスサノヲの生太刀(いくたち)と生弓矢(いくゆみや)、天の沼琴(あめのぬこと)を持ち、スセリビメの手をとって宮殿を抜け出した。生太刀と生弓矢はスサノヲの武力の象徴、天の沼琴はお告げをする時に使う大切な道具である。その琴の弦が木の枝に触れ大きな音を立てた。その音に驚いて目を覚ましたスサノヲはオオナムヂたちを追った。黄泉比良坂(よもつひらさか)まで追い詰めたスサノヲはオオナムヂを呼び止め、「その太刀と弓矢で八十神たちを倒せ。そしてお前は「大国主神(オオクニヌシノカミ)」、「宇都志国玉神{ウツシクニノカミ)」となって国を作り、我が娘スセリビメを正妻とし、宇迦の山に宮殿を建てるのだぞ、この野郎!」と叫んだ。

 こうしてオオナムヂはオオクニヌシとなり、邪悪な兄神(八十神)たちを倒し、国作りを始めた。あのヤガミヒメとの間には既に子があったが、スセリビメは強引に正妻となった。ヤガミヒメは出雲に子を残して泣く泣く因幡へ帰って行った。オオクニヌシはスセリビメの嫉妬を恐れながらも、国造りのためにと多くの妻を迎え子孫を繁栄させるのでありました。。。。


 我々現代人から見ると、オオクニヌシとは実にヤサ男な神様です。ピンチに陥るといつも女性が助けてくれました。母神、高天原の貝の女神たち、そしてスセリビメ。よほどのイケメンだったのか、荒くれなスサノヲとは実に対照的です。しかし面白いのは本章において、スサノヲは娘と駆け落ちしたこの色男を最終的には許し、国造りまでを命ずるところです。国を治める者とは、単に力を持ちそれを鼓舞する者ではなく、他者(特に女性)を惹きつける魅力を備えた者であるとスサノヲは分かっていたのでしょう。現代にまで通じるものがあります。。。。


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by Patch_It_Up | 2018-02-13 10:17 | 古事記・絵物語
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