お部屋に絵を飾りましょう
by 棚倉樽
ご挨拶
福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。
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第五章・ 二『嫉妬深い大后(おおきさき)』

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Graphic saga "Kojiki"

Chapter 5 #2. “Jealous Empress”

30×17cmCanson Figueras canvas paper-oil painting

From Japan's oldest history book "Kojiki" (712).

The sixteenth Emperor "Nintoku-Tenno" had four empresses and many maidens. The greatest empress was "Iwano-Hime" and she was very jealous. Therefore, the women in the palace were afraid of Iwanohime and did not approach the Emperor. However, the Emperor liked the young and beaitiful lady named "Kurohime", and put it on his side. Iwanohime was always staring at Kurohime. Kurohime thought that "Someday,I will be killed by Empress,” and ran away from the palace at dawn. Kurohime tried to return to Okayama which is her hometown by boat from Osaka harbor.

The Emperor looked at the harbor from the balcony of the palace and read the poem, "Oh, my sweetheart return to her hometown with a small ship".

At that time, Iwanohime heard the Emperor read the poem in the next room. Iwanohime went to the harbor with soldiers and maidens. And Iwanohime stopped Kurohime 's ship and ordered to drag her down. Kurohime fell to the sea and her Kimono broke. Kurohime pleaded the Empress, "Please don’t kill me, I just want to return home." Iwanohime said to Kurohime, "I don't kill you, but you go hometown with your own feet!" Kurohime had to by walk back to Okayama. She walked 125 miles.

Even with such troubles, the Emperor loved many women. Iwanohime was angry at every time.

Emperor Nintoku, who was highly respected by the people, also had a deep affection for women…

 第十六代仁徳(にんとく)天皇には四人の皇后と多くの妃()がおられたが、大后(おおきさき=最高位皇后)である石之日売命(イワノヒメ)は大変嫉妬深いお方であった。イワノヒメは歴代天皇の忠臣、建内宿禰(タケノウチノスクネ)の孫娘で、皇族外から皇后になった最初の女性である。

 天皇に仕える妃たちは、大后の目を気にしてなかなか天皇に近付けなかった。そのような中、天皇は吉備国(岡山)出身の若く美貌の黒日売(クロヒメ)をたいそう気に入り、特別に側におこうとした。しかし、嫉妬心を燃やす大后の異様な態度に恐れをなしたクロヒメは、直ぐに宮中から逃げ出してしまう。天皇は楼閣でクロヒメの乗った船が朝靄の港から出ようとするのをご覧になり、次の歌をお詠みになった。


 沖方には 小船連らく くろざやの まさづ子我妹 国へ下らす

 (おきへには おぶねつららく くろざやの まさづこわぎも くにへくだらす)=沖に小舟が連なっている。我が妻で妹のような愛しい子が、故郷へ帰ってしまう。


 なんと、大后がこの歌を聞いてしまう。怒りを爆発させた大后は、兵と侍女を連れ立って難波の港へ向かった。そして、まさに沖へ出ようとする船を止め、クロヒメを船から引きずり下ろさせた。着物は破れ、ずぶ濡れになったクロヒメに大后は、「小娘の分際で船とはなんと生意気な!、歩いてお帰りよ!」と申された。クロヒメは吉備国までの遠い道のりを泣きながら歩いて帰るのであった。

 このような面倒を起こしながらも天皇はクロヒメのことが忘れられず、「ちょっと淡路島を見てくる」と大后に嘘をつき、島伝いに吉備国へ行った。天皇はクロヒメに会い短い時を過ごす。天皇が都へお帰りになる時、クロヒメは歌を詠んだ。


 倭方へに 西風吹き上げて 雲離れ 退き居りとも われ忘れめや

 (やまとへに にしふきあげて くもばなれ そきありとも われわすれめや)=大和の方へ西風が吹いて雲が離れてゆくように、あなたは今わたしの元を去ってゆくが、遠く離れていてもどうしてあなたを忘れることができましょう。


 天皇の浮気癖はその後も続き多くの女性と関係を持つ、その度に大后の怒りを買うのであった。聖帝と崇められた仁徳天皇、女性に対する情も深い帝でありました。。。。


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by Patch_It_Up | 2018-06-06 12:10 | 古事記・絵物語
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