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福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。 facebookもよろしく→https://www.facebook.com/tarutana カテゴリ
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作品『窓際のこずえ』“Memories of Kozue” 19×24cm・watercolor I changed school in the summer of junior high school third grader. In the seat next to me there was a little girl named "Kozue". Kozue was always fighting with me. When the teacher announced my transfer school, Kozue had been looking out the window all the time. I noticed "her feelings" for the first time at that time… 開催中の「女子ソフトボール世界大会」の中継を見ていて、甘酸っぱい真夏の思い出が蘇った。 私の父は公務員で、二、三年ごとに転勤があり、夏休みに入る直前に突然転校が決まる。八戸市立市川中学校の三年生の夏にもそれはやってきた。 教室では先生が任意に決めた男女生徒が席を隣にしていた。私の隣には、「こずえ」という女の子がいた。ショートカットで元気の良いこずえは、クソ生意気であった。そして、ソフトボール部の彼女は真っ黒に日焼けしていた。二人は授業中でもドツき合ったり、「この真っ黒ブス」とか「瘦せこけ野郎」とか罵り合って、担任のタカヤ先生には、「お前ら本当に仲がいいな」と冷やかされたっけな。 さて、ある日の終礼で、タカヤ先生が、「突然だが、樽くんが五所川原に転校することになった」と発表し、私は教壇で挨拶することになった。教室のみんなは一様に驚き、「元気でな!」と声をかけてくれる男子生徒もいた。みんなに何を言ったか覚えていないが、こずえがずっと窓の外を見ていたのを今でも鮮明に覚えている。席に戻っても彼女はこちらを見ず、終業のベルが鳴ったら走って教室を出て行った。 こずえとはそれっきり。あの時、「女心」ってのを初めて知ったような気がする。こずえも、今や六十歳かあ。可愛いおばあちゃんになってんだろうな。。。。
by Patch_It_Up
| 2018-08-07 17:44
| 思い出絵日記
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