お部屋に絵を飾りましょう
by 棚倉樽
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福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。
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カテゴリ:美術見聞録( 79 )

新宿・損保ジャパン美術館にて『カール・ラーション展』を観る

I went an exhibition of a Swedish painter "Carl Larsson" I love. It was a very cold day, but it was a wonderful exhibition that was heartwarming.

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 二年前、有名無名の名作絵画の模写100選に取り組んだ私が出会ったスウェーデンを代表する画家カール・ラーション。彼が1885年に描いたパステル画「画家の妻と娘スザンヌ」に私は魅了され、一気に模写した。生まれたばかりの長女スザンヌを抱く美貌の妻カーリン。逆光を効果的に用いた秀作である。

Facsimile ”The Artist's Wife with Daughter Suzanne”

12.7×18cmARCHES for oil painting paper-oil painting

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 さて、敬愛するラーションの展覧会がありがたいことに開催されている。その損保ジャパン日本興亜美術館では「ギャラリーでトーク・アート」と題したボランティアガイドと対話しながら鑑賞するという閉館日の一日だけのイベントを開催しており、申し込んだら嬉しいことに当選し、参加券が送られてきた。これは楽しみと昨日新宿まで出掛けたのである。

 参加者5名前後が7組のグループに分けられ、各ボランティアガイドの進行によって作品の前で語り合う形式。私のグループ参加者は私以外全て女性、二人のガイドも女性で、いわゆる学芸員ではなく明るく話し上手な中年女性である。実に楽しい雰囲気の中で、任意の作品の前で自由に感想を語り合った。いわば専門家は私一人なので、画家の視点と知識から多くを語らせてもらい、逆に質問や絵のアドバイスを求められるなどしたが、女性ならではの視点を聞かせてもらったことは実に勉強になったのであります。

 展示は絵画のみならず、ラーション一家が住んだ家の室内の復元コーナーなどもあり、女流画家だった妻カーリンの多彩な才能にも触れることができた。

 ※撮影OKだったラーション邸「リッラ・ヒュットネース」のリビング。クリスマスデコレーションが施されていた。

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 こうした鑑賞会に参加するのは初めてであったが、予想以上に楽しかった。私にとって心温まる一足早いクリスマスプレゼントであった。今後も機会あるごとに参加したい。展覧会は今月24日まで、ぜひご覧あれ。。。。


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by Patch_It_Up | 2018-12-11 15:34 | 美術見聞録

松戸市立博物館『ガンダーラ・仏教美術の姿と形』

 松戸市市政施行75周年・博物館開館25周年特別展である。何故にガンダーラ仏教美術展なのかというと、元々松戸市はガンダーラ仏教美術品を数多く購入しており、80年代には専門美術館建設計画まであったそうである。その収蔵品を今回のアニバーサリーな機会に一挙公開したという訳である。松戸市収蔵品の他、東京国立博物館、平山郁夫シルクロード博物館などの収蔵品計200点におよぶ展示資料によって構成された見事な展覧会であった。

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 ガンダーラとはパキスタン北西部地域を意味し、シルクロード上のヨーロッパとアジアの分岐点であり、ギリシャ文明がこの地を通ることによって仏教文化に影響を残した。例えば、それまで偶像崇拝のなかった仏教にギリシャ美術が融合し、仏像が作られたのである。つまりガンダーラとは仏教美術のふるさとなのである。

 1世紀頃に作られたガンダーラ仏像から三重県鳥居古墳から出土された7世紀の菩薩像に至る仏教伝来の悠久の旅を体験した。いかん、いかんと思いながらもゴダイゴのヒット曲「ガンダーラ」が頭の中で鳴り続けるのでした(笑)。

 都心の大混雑の西洋画展に行くのもいいですが、こうしたゆったり展覧会もいいものですぞ。。。。

 菩薩半跏像(1〜4世紀)・パキスタン出土・松戸市教育委員会所蔵

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by Patch_It_Up | 2018-11-20 19:47 | 美術見聞録

山種美術館で『日本画の挑戦者たち』を観る

I watched Nihonga(Japanese painting) exhibition "Challengers in Nihonga" at Yamatane Museum of Art, Tokyo. After all, I think that Nihonga is the greatest art in the world.

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 日本美術院創立120年記念と銘打った企画展。日本美術院とは、明治31年(1898)に岡倉天心が横山大観らを率いて創立した日本画を中心とした美術研究団体である。その日本美術院で活躍した大観、春草、古径、御舟を中心に、下村観山、安田靫彦、前田青邨、奥村土牛、平山郁夫に至る素晴らしい展覧会であった。

 50点に及ぶ優品の中で、私が感銘を受けた対照的な作品二点をご紹介。

 

 守屋多々志 作「葛の葉(くずのは)」昭和58年(1983)制作

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 葛の葉とは平安時代の伝説で安倍晴明の母親とされるキツネの化身のこと。この絵の妖艶さは、恐ろしいほどに美しい。


 松村公嗣 作「津軽」昭和50年(1975)制作

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 松村画伯27歳の作品。凍てつく港の朝、カニを仕分ける若い主婦の逞しい姿。暖を取るランプの熱が伝わってくる。作者が体験したであろう冬の青森の臨場感に圧倒される。

 日本画を浮世絵などと混同し、日本独自の古典美術と勘違いしている人が多いが、明治期に押し寄せた西洋絵画の波に対抗して生まれた新しい美術運動である。いうなれば、フランス印象派に対抗して発生した英国ラファエル前派のようなものである。

 いずれにしても本展を観て、日本画とは世界に誇る最高の芸術であるとあらためて実感した次第であります。。。。


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by Patch_It_Up | 2018-11-15 15:05 | 美術見聞録

映画『モリのいる場所』を観る

 晴天の日曜、今年五月に公開された映画『モリのいる場所』を観た。某新聞社主催の上映会で、場所は松戸市民会館。先日亡くなった樹木希林も出演していることからか、会場はほぼ満員。その98%はお年寄り、主催新聞社の体質上、何かの集会のような雰囲気(笑)。私は抽選でチケットを入手したが、おそらく主催新聞購読者は優先招待されたのだろう。

 97歳まで生きた画家、熊谷守一を山崎努が演じ、画家を支える妻役が樹木希林。豊島区の一軒家に住んでいた晩年の一日を描いた心温まる物語。午前中は広い庭を散策して動植物を観察し、午後は昼寝、そして夜に絵を描く生活をしていたそうだ。画家の物語であるが、絵を描く場面はなく、冒頭に林与一演じる昭和天皇が展覧会で画伯の絵をご観覧され、「これは何歳の子供の絵かね?」と側近に尋ねられる時に一枚の絵が登場するのみである。

 印象深かったのは、画伯が子供の絵を見て、「下手だね」と語る場面。「でもこれでいいんだ。上手だと先が見えるだろ。下手も絵のうちさ」。昭和天皇のお言葉と、画伯自身のこの言葉で、熊谷芸術の全てを表現している。

 絵を上手に描こうと気張りすぎるとつまらない仕事になるし、緻密で「わあ写真みたい!」って絵は見る側も直ぐに飽きてしまう、と私も最近気づいていたので、納得させられた。

 本年正月に観た国立近代美術館での熊谷守一大回顧展の感動が未だに残っているので、映画も心から堪能できた。豊島区の自宅は、現在「豊島区立熊谷守一美術館」として公開されています。近々ぜひ訪れてみたいものであります。。。。

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by Patch_It_Up | 2018-10-23 16:28 | 美術見聞録

安野光雅著『絵のある自伝』を読む

 私が敬愛する画家、安野光雅(あんの みつまさ)画伯の自伝である。2011年、画伯85歳の時に出版された。初出は日経新聞連載の「私の履歴書」。

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 2011年といえば、東日本大震災の年で、震災直後の4月に伊勢丹新宿店で開催された『安野光雅が描く「日本のふるさと情景」展』で画伯の絵に初めて直接遭遇した。その個展の概要と印象はこちら→「日本のふるさと情景」展

 大正15(1926)生まれの画伯は、今年92歳。現在も産経新聞に『安野光雅が描く洛中洛外』を連載するなど、お元気である。さて、本書は島根県津和野町でお生まれになった時に始まり、ご両親のこと、少年時代のほろ苦い思い出。そして戦中戦後の話、結婚生活、画家として世に出る過程が、優しい挿絵とともに綴られている。交流のあった人々との逸話も面白い。司馬遼太郎先生からダイアナ妃まで登場する。

 私が感銘を受けたエピソードがある。短い期間であったが画伯が教鞭をとった玉川学園の学長、小原國芳先生の話。

昭和25年、小原先生は全国を遊説し、山口県徳山にも来られた。「四国のとある海岸線を車で通った時、馬車馬に日の丸の旗を腹がけにしているのを見た。わたしは車から降り、その日の丸を五百円で売れと言った。日本は敗れたが、日の丸を馬の腹がけにして欲しくなかったのだ」と演説した。さらに、「GHQはわたしたちが国家を歌うことを禁じた。しかし今こそ、この場で国家を歌おうではないか」と小原先生はピアノで導入部を弾いて合唱を促した。全員が起立し、流れる涙を拭かずに歌った。

 文章だけでは愛国心を捨てなかった人々の苛烈な思いとして伝わってくるのだが、このほのぼのとした挿絵によって終戦直後の日本国民の自然な気持ちを感じるのである。キセルをふかすこのオッサンには何の罪もない。

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 あとがきに「篆刻(てんこく)のこと」として、「雲中一雁(うんちゅういちがん)」という言葉を紹介している。

 むかし杭州の篆刻会社を訪ねた時、ガラスケースに納められた「雲中一雁」という判子に強く惹かれたが、値段が骨董品的に高く買わなかった。町を離れてから後悔が膨らみ、蘇州で町の篆刻家を探し、「雲中一雁」を彫ってもらった。「雲中一雁」の真の意味は知らないが、一人はぐれて旅をする落ちこぼれを空想する。絵描きもほとんど一人旅で、認めてもらえなくてもやむをえないという前提である。一声でも鳴いて、雲中を行く自分を誇示して甲斐ない。そんな風に解釈して、この言葉にあこがれていた。

 ん~、戦前戦中戦後を生き抜き、美術の専門教育を受けず小学校の美術教員を経て、世界的な画家になった画伯ならではの大らかで温かいお人柄が伝わってくるではないか。

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 本書の扉にしるされた不思議な判子の意味を最後に知って、読後の感動はより深まり、私は奮い起ったのであります。。。。


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by Patch_It_Up | 2018-10-01 19:12 | 美術見聞録

作品『縄文展の少女』

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"A girl in a museum"

19×21cmwatercolor

Yesterday, I met a lovely girl at the Tokyo National Museum "JOMON Exhibition". A girl about nine years old sketching seriously before "Clay figurine with clasping hands (Gassyo Doguu)". She kept painting without losing even if she was pushed by the audience. I cheered this little painter in my heart…

 先日の『縄文展』での心和んだ光景。

 押すな押すなの「国宝コーナー」、合掌土偶の正面で小さなノートに鉛筆でスケッチしている女の子がいた。小学三年生くらいかな、真剣な眼差しで土偶を観察し、驚くほどの速さで鉛筆を走らせている。時々後ろから押されたりしていたが、ガラスにへばりつくようにして描き続けていた。夏休みの自由研究用かな。  

 ミュージアムショップでポストカードを買ったり、ママに高価な図録を買ってもらい、後で涼しいお家で描けばいいと思いがちだが、この子はどうしても現物を見ながら描きたかったのだろうね。絵は上手下手ではなく、こういう「ひたむきさ」が大事なのであります。。。。


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by Patch_It_Up | 2018-08-26 17:17 | 美術見聞録

東京国立博物館『縄文展』へ行く

Today, I went to Tokyo National Museum to see 'JOMON exhibition'. JOMON is the era of Japan from 13,000 years ago to 3,000 years ago. It is the origin of Japanese culture and art.

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 上野の東京国立博物館で開催中の『縄文展』へ。本日は会期残り一週間の土曜日であった。午前10時に正門に着いたが、すでに長蛇の列。朝からカンカン照りで、平成館前では無料のウォーターサーバーコーナーを設けていた。

 そして館内は予想以上の大混雑。車椅子のお年寄りはしょうがないにしても、ベビーカーを押している若い母親の神経が分からん。しかも、暗い館内の雰囲気が恐いのか赤ん坊が泣いているよ。

 イライラを押し殺して、真っ先に目当ての青森県八戸市で出土した「合掌土偶」を観る。


 私は「古事記・絵物語」を創作中、仏教伝来前に人々はどのような祈り方をしていたのか調べる必要に駆られた。そして、この合掌土偶に遭遇したのである。これは縄文後期、約3,500年前に作られたもの。つまり仏教伝来どころか、仏教成立以前から日本人は手を合わせて祈ることをしていたと言える。私は自信を持って、オオナムヂ=大国主神の母神が息子の復活を祈る場面、ヤマトタケルの妃オトタチバナヒメが荒波を鎮めるために入水する場面で、合掌する姿を描いたのである。

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 「これはいつか八戸へ行って土偶様にご挨拶せねば」と思っていたら、上野にお越しになっていたという訳であります。

 本展では、合掌土偶を含め全6件の縄文出土品国宝が展示されています。他、圧倒的な展示数。ダイナミックでユーモラスで美しい縄文文化は我が国の誇りです。。。。


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by Patch_It_Up | 2018-08-25 20:00 | 美術見聞録

「すみだ北斎美術館」へ行く

 昨日四月十八日は、葛飾北斎の命日であった。で、本日思い立って両国にある「すみだ北斎美術館」へ出掛けた。

 私の主な目的は、北斎が86歳の時に牛嶋神社(東京都墨田区)に奉納した肉筆による巨大絵馬「須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみこと やくじん たいじのず)」を観ること。この北斎最晩年の傑作は関東大震災で焼失しており、日本最古の美術雑誌「國華」明治435月号などに掲載された白黒写真しか残っておらず、専門家の監修の元で凸版印刷がデジタル復元したプリント作品が展示されている。

 絵のモチーフは、古事記や日本書紀のスサノヲのエピソードからのものではなく、絵が描かれた当時(弘化二年、1845)の世相、つまり天然痘や梅毒といった疫病や災害の撲滅をスサノヲの姿を借りて祈願したものである。

 本館の導入部に堂々と展示されたこの絵の迫力には誰もが圧倒される。スサノヲの前でおののく厄病神、魔物どもの姿は実に恐ろしい。私が子供の頃に青森の寺で見た地獄絵を思い出した。モノクロ写真から復元した高度な技術には敬服するが、やはりデジタルプリントである。綺麗すぎての無機質感がある。費用と時間を無視した発言になるが、当時の顔料を復元して現在の日本画家の手によって再現してほしかった。そう感じたのは、館内に展示された北斎の肉筆画の素晴らしさに触れたことに他ならない。

 常設展の展示数は少ないが、北斎の画業の中でも重要な作品ばかりで見応えがあった。展示を見終わり、ミュージアムショップをちょいと覗いてから図書室に行く。こじんまりとした部屋だが、北斎の画集などのライブラリーが充実していた。なかなか購入できない高価な画集の何冊かに目を通しているうちにあっという間に時間が過ぎてしまった…。

 久々に散策した両国界隈。外国人観光客目当ての、無理やり「江戸江戸」気取りの店構えと街並みにちょいとめまいがしたなあ。媚び売らないのが、日本人気質の良いところだと思うんだがなあ。。。。

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by Patch_It_Up | 2018-04-19 20:49 | 美術見聞録

熊谷守一回顧展『生きるよろこび』

Yesterday, after visiting the Imperial Palace, I visited the exhibition of a Japanese simple painter “Morikazu Kumagai (1880-1977)" at The National Museum of Modern Art, Tokyo. It was healed by works of heartwarming. Next I went to see the MOMAT Collection exhibition.

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 昨日の皇居新年一般参賀の後、東京国立近代美術館にて熊谷守一回顧展『生きるよろこび』を見る。97歳で没するまでの様々に変遷してゆく画業を200点にも及ぶ作品によって堪能できる素晴らしい展覧会であった。自由奔放に見える作品の背後には考え抜かれた制作手法が隠されている、といったことを本展では強調していたが、私には写実技法に偏った昨今の流行とは相反する感性に委ねられた熊谷画伯の作品群に、純粋に心温まる思いであった。数時間前に皇居で拝聴した「本年が少しでも多くの人にとり、穏やかで心豊かな年となるよう」との天皇陛下のお言葉が再び染み入るのでありました

 続いて常設展に足を運び、岡本太郎・昭和30年の作『燃える人』の前で同行の息子に記念撮影してもらう。帰りは東京駅ガード下の、客も店員も全員外国人の居酒屋にて電気ブランで長い新春の一日を締めくくったのであります。。。。

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by Patch_It_Up | 2018-01-03 15:25 | 美術見聞録

靖国神社・遊就館にて『菅野泰紀鉛筆絵画展「肖像 序 ―海征く艟艨たちの残影―』を観る

I went to see the exhibition of Hiroyuki Sugano held at the “Yushukan”, a museum in Yasukuni Shrine, Tokyo, today. Mr. Sugano draws old Japanese warships with a pencil. It was a wonderful works.

 八月最終日の今日、靖国神社へ出かける。遊就館で開催されている企画展示『菅野泰紀(すがのひろゆき)鉛筆絵画展「肖像 海征く艟艨たちの残影』を観るためである。展示会のことは知っていたが、「私なんぞより先輩のジイ様がコツコツ描いた戦艦画展であろう」とさほど興味がなかったのである。が、先日「虎ノ門ニュース」で半井小絵さんがこの展示会のことを紹介しており、作者の菅野泰紀氏があまりにも若いので俄然興味が湧いたのである。調べてみたら、私の倅たちとほぼ同い年の34歳ではないか。さらに、「作品をその艦艇神社の分霊元神社へ奉納している」という創作意図に私は感動したのであります。

 気が付けば本日が展示会最終日。終戦記念日から半月経った雨の靖国神社は静かであった。遊就館を訪れるのは実に28年振り、改修され展示もさらに充実していた。パネル展示が多くなったのが元ディスプレイデザイナーの目からは少々マイナスではあったが。靖国神社と遊就館については語り尽くせないので、またの機会に。

 さて菅野氏の絵画展。他の作家による鉛筆細密画はたくさん見てきたが、その多くは時間が止まりシンと静まり返った「静止画」で、その厖大な時間をかけた労力には感心する。しかし、菅野氏の作品は、本人は「艦の肖像画」と題しているが、祖国を守るために大海原を邁進する艦の勇壮な姿と、乗り組んでいる英霊たちの気迫がこれでもかと迫り来るいわば「活動画」あるいは「躍動画」である。絵が確実に動いているのである。簡単には分析できないが、絵が鉛筆画によるモノクロであることの視覚効果でもあるのであろう。さらには菅野氏の若さと情熱の成せる業と言える。

 展示会は残念ながら本日で終了したが、今後も随所で菅野氏の作品は展示されることと思う。皆さんその際は是非ご覧あれ。。。。

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by Patch_It_Up | 2017-08-31 19:32 | 美術見聞録