お部屋に絵を飾りましょう
by Patch_It_Up
ご挨拶
福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。
facebookもよろしく→https://www.facebook.com/tarutana

★絵に関する問い合わせ等はお気軽にこちらへ→055.gif
カテゴリ
全体
古事記・絵物語
名画模写100選
美術見聞録
ロックスター画
ムービースター画
日本美人図
日本の趣
人物画
風景画
東京名所図会
松戸名所図会
日本名所図会
棚倉名所図会
希望の絵
立体造形
アスリートの肖像
個展・作品常設店
怪談画
絵画作品Tシャツ
青木繁 考
岡本太郎 考
本・映画・音楽
若い頃の作品
家族の肖像
プロフィール
未分類
最新の記事
作品・古事記より第五章・ 十..
at 2018-07-13 17:19
第五章・ 十『運命の兄弟』
at 2018-07-07 10:46
第五章・ 九『女官の機智』
at 2018-06-30 20:45
第五章・ 八『雄略天皇の求婚』
at 2018-06-27 09:47
第五章・ 七『大長谷王子(オ..
at 2018-06-23 15:22
RADWIMPSの「HINO..
at 2018-06-23 03:05
第五章・ 六『幼き暗殺者』
at 2018-06-20 10:56
なぜにTVニュースは皇后陛下..
at 2018-06-18 03:11
第五章・ 五『倭の五王時代』
at 2018-06-16 10:10
北松戸で炒飯
at 2018-06-13 15:05
検索
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧


カテゴリ:美術見聞録( 72 )

「すみだ北斎美術館」へ行く

 昨日四月十八日は、葛飾北斎の命日であった。で、本日思い立って両国にある「すみだ北斎美術館」へ出掛けた。

 私の主な目的は、北斎が86歳の時に牛嶋神社(東京都墨田区)に奉納した肉筆による巨大絵馬「須佐之男命厄神退治之図(すさのおのみこと やくじん たいじのず)」を観ること。この北斎最晩年の傑作は関東大震災で焼失しており、日本最古の美術雑誌「國華」明治435月号などに掲載された白黒写真しか残っておらず、専門家の監修の元で凸版印刷がデジタル復元したプリント作品が展示されている。

 絵のモチーフは、古事記や日本書紀のスサノヲのエピソードからのものではなく、絵が描かれた当時(弘化二年、1845)の世相、つまり天然痘や梅毒といった疫病や災害の撲滅をスサノヲの姿を借りて祈願したものである。

 本館の導入部に堂々と展示されたこの絵の迫力には誰もが圧倒される。スサノヲの前でおののく厄病神、魔物どもの姿は実に恐ろしい。私が子供の頃に青森の寺で見た地獄絵を思い出した。モノクロ写真から復元した高度な技術には敬服するが、やはりデジタルプリントである。綺麗すぎての無機質感がある。費用と時間を無視した発言になるが、当時の顔料を復元して現在の日本画家の手によって再現してほしかった。そう感じたのは、館内に展示された北斎の肉筆画の素晴らしさに触れたことに他ならない。

 常設展の展示数は少ないが、北斎の画業の中でも重要な作品ばかりで見応えがあった。展示を見終わり、ミュージアムショップをちょいと覗いてから図書室に行く。こじんまりとした部屋だが、北斎の画集などのライブラリーが充実していた。なかなか購入できない高価な画集の何冊かに目を通しているうちにあっという間に時間が過ぎてしまった…。

 久々に散策した両国界隈。外国人観光客目当ての、無理やり「江戸江戸」気取りの店構えと街並みにちょいとめまいがしたなあ。媚び売らないのが、日本人気質の良いところだと思うんだがなあ。。。。

a0146758_20481134.jpg


[PR]
by Patch_It_Up | 2018-04-19 20:49 | 美術見聞録

熊谷守一回顧展『生きるよろこび』

Yesterday, after visiting the Imperial Palace, I visited the exhibition of a Japanese simple painter “Morikazu Kumagai (1880-1977)" at The National Museum of Modern Art, Tokyo. It was healed by works of heartwarming. Next I went to see the MOMAT Collection exhibition.

a0146758_15242332.jpg

 昨日の皇居新年一般参賀の後、東京国立近代美術館にて熊谷守一回顧展『生きるよろこび』を見る。97歳で没するまでの様々に変遷してゆく画業を200点にも及ぶ作品によって堪能できる素晴らしい展覧会であった。自由奔放に見える作品の背後には考え抜かれた制作手法が隠されている、といったことを本展では強調していたが、私には写実技法に偏った昨今の流行とは相反する感性に委ねられた熊谷画伯の作品群に、純粋に心温まる思いであった。数時間前に皇居で拝聴した「本年が少しでも多くの人にとり、穏やかで心豊かな年となるよう」との天皇陛下のお言葉が再び染み入るのでありました

 続いて常設展に足を運び、岡本太郎・昭和30年の作『燃える人』の前で同行の息子に記念撮影してもらう。帰りは東京駅ガード下の、客も店員も全員外国人の居酒屋にて電気ブランで長い新春の一日を締めくくったのであります。。。。

a0146758_15244241.jpg


[PR]
by Patch_It_Up | 2018-01-03 15:25 | 美術見聞録

靖国神社・遊就館にて『菅野泰紀鉛筆絵画展「肖像 序 ―海征く艟艨たちの残影―』を観る

I went to see the exhibition of Hiroyuki Sugano held at the “Yushukan”, a museum in Yasukuni Shrine, Tokyo, today. Mr. Sugano draws old Japanese warships with a pencil. It was a wonderful works.

 八月最終日の今日、靖国神社へ出かける。遊就館で開催されている企画展示『菅野泰紀(すがのひろゆき)鉛筆絵画展「肖像 海征く艟艨たちの残影』を観るためである。展示会のことは知っていたが、「私なんぞより先輩のジイ様がコツコツ描いた戦艦画展であろう」とさほど興味がなかったのである。が、先日「虎ノ門ニュース」で半井小絵さんがこの展示会のことを紹介しており、作者の菅野泰紀氏があまりにも若いので俄然興味が湧いたのである。調べてみたら、私の倅たちとほぼ同い年の34歳ではないか。さらに、「作品をその艦艇神社の分霊元神社へ奉納している」という創作意図に私は感動したのであります。

 気が付けば本日が展示会最終日。終戦記念日から半月経った雨の靖国神社は静かであった。遊就館を訪れるのは実に28年振り、改修され展示もさらに充実していた。パネル展示が多くなったのが元ディスプレイデザイナーの目からは少々マイナスではあったが。靖国神社と遊就館については語り尽くせないので、またの機会に。

 さて菅野氏の絵画展。他の作家による鉛筆細密画はたくさん見てきたが、その多くは時間が止まりシンと静まり返った「静止画」で、その厖大な時間をかけた労力には感心する。しかし、菅野氏の作品は、本人は「艦の肖像画」と題しているが、祖国を守るために大海原を邁進する艦の勇壮な姿と、乗り組んでいる英霊たちの気迫がこれでもかと迫り来るいわば「活動画」あるいは「躍動画」である。絵が確実に動いているのである。簡単には分析できないが、絵が鉛筆画によるモノクロであることの視覚効果でもあるのであろう。さらには菅野氏の若さと情熱の成せる業と言える。

 展示会は残念ながら本日で終了したが、今後も随所で菅野氏の作品は展示されることと思う。皆さんその際は是非ご覧あれ。。。。

a0146758_19304321.jpg
a0146758_19310233.jpg
a0146758_19311876.jpg


[PR]
by Patch_It_Up | 2017-08-31 19:32 | 美術見聞録

鏑木清方、幻の出世作の下絵 (国立近代美術館にて)

I saw a wonderful sketch at the National Museum of Modern Art, Tokyo.

 久々に竹芝の東京国立近代美術館へ行く。開催中の陶芸展の招待券があったので出掛けたのであるが、陶芸には全く知識のない私、かなりの名品揃いにもかかわらず失礼ながらほぼスルーして常設展へ。

 ここと上野の西洋美術館の常設展示は、私にとっての学び舎である。常設といっても定期的に作品の入れ替えがあり、行く度に新たな感動がある。洋画専門の西洋美術館に対し、近代美術館は日本画の展示が充実しており、その美しさ、幽玄さにはいつも心を奪われる。

 今回も、杉山寧(すぎやまやすし)作の『磯』など、素晴らしい作品に出会えた。その中でも驚嘆したのが、鏑木清方(かぶらききよかた)の素描であった。ショーケースの中で目立たないように展示されていたその絵は、ほとんどの来館者にスルーされていたが、私は見入ってしまった。

 鏑木清方は、上村松園、伊東深水と並び称される近代日本の浮世絵・日本画の大家であるが、そのキャリアのスタートは挿絵画家で、明治43年(1910)に第四回文展(日展の前身)で三等一席を受賞したのを機に本格的に日本画に取り組んでいった。その記念碑的作品は、江戸初期の「女歌舞伎」を題材にしたもので、舞台裏の様子を六曲一双の屏風に描いた大作であった。

 鏑木の「女歌舞伎」は残念にも関東大震災で焼失してしまい、幻の名作になってしまいました。その下絵二点が今回展示されていたのです。ざっと調べても屏風絵の写真等は残っていないようなので、この下絵でしか本作を偲ぶしかないのであります。

 下絵は、一点は楽屋でくつろぐ役者たちを生き生きと描いた絵で、もう一点は出番を待つ主役の緊張感漂う絵です。六曲一双とは左右二枚の絵を一組とした作品なので、下絵も当然二点ある訳です。

 さて、私は下絵を見れば見るほど背筋に汗が滴る思いに駆られたのであります。二つの絵の中心にいる女歌舞伎役者は、六年前の東日本大震災を機に私が描いた遊女歌舞伎のスター『采女』に他ならないのではないか。舞台に立つ前の姿で関東大震災の炎に焼かれた鏑木の采女の魂が、100年の時を経て晴れ姿を私に描かせたのではないか…。

 「んな、大げさな」と言わんでくださいな。。。。

a0146758_17130355.jpg
a0146758_17132175.jpg


作品『采女』の詳細はこちら→http://tarutana.exblog.jp/12906466/


[PR]
by Patch_It_Up | 2017-04-30 17:15 | 美術見聞録

国立西洋美術館で「デンマーク・スケーエン派」展を観る

Yesterday, I went to "Skagen: An Artists’ Colony in Denmark" exhibition at The National Museum of Western Art, Tokyo.

This exhibition commemorating the 150th anniversary of diplomatic relations between Japan and Denmark will feature 59 works from the Art Museums of Skagen and introduce the Skagen Painters that represent the best of modern Danish art.

The splendid art of Skagen was wonderful birthday present to me. Thank you, Denmark.

a0146758_14331626.jpg

 昨年12月、19世紀後半から20世紀初頭のデンマーク北部の漁村で開花した「スカーゲン派」と呼ばれる芸術家コロニーに属するアンナ・アンカーという女流画家の作品を模写しました。自然主義に則りヒューマニズム溢れるこの一派の作品は一見地味で、コマーシャリズム一辺倒の美術展ばかりの我が国ではなかなか紹介されないであろうなと、思っていたのです。

 しかしなんと、上野の国立西洋美術館で「スケーエン・デンマークの芸術村」展と題した展覧会が今まさに開催されています。私が紹介したスカーゲン(Skagen)とはデンマーク語でスケーエンなのでしょう、スケーエン美術館が所蔵するスケーエン派の絵画59点が展示されているとのこと。もちろん私が敬愛するアンナ・アンカーの作品も数多く出品されていて、これは絶好の私への誕生日プレゼントだと昨日上野に向かったのであります。展覧会は、我が国とデンマーク外交関係樹立150周年を記念して催された企画展ではありますが、常設展示室の一部で公開されており、つまり常設展の入館料430円でこの展覧会も観られるのです。西洋美術館の常設展示はこのような形態が特徴で、あっと驚く企画展に遭遇することが今まで何度もありました。

 さて、待望の「スケーエン展」、決して裕福ではない村の風景・生活を情感豊かに描いた作品群に心洗われる思いでした。ヨーロッパ系と思われる熱心な来場者も多く、英語ではない言葉がゆきかい、なんだか雰囲気が良かった。アンナ・アンカーの作品は期待通りの優しく深いものでした。その夫ミカエルの優れた画力にも魅了されました。

 スケーエン村の潮の匂いのする温かい風に包まれた気分で美術館を出ると、花見客で公園内はゴッた返し。花はまだ咲いていないのにおかまいなしで昼間っから泥酔状態で大声出している大バカ若僧、泣き叫ぶ子供、通行人を遮って写真を撮っている外国人、などなど。まったくもって展覧会の余韻がブチ壊し(笑)。

 「スケーエン展」は528日まで。桜が完全に散ってから行くことをお勧めします。どうか、同時期に上野で開催されている有名展覧会だけで素通りせず、ご覧くださいませ。。。。

a0146758_14345642.jpg


[PR]
by Patch_It_Up | 2017-03-31 14:35 | 美術見聞録

国立新美術館にて『ミュシャ展』を観る

I saw an exhibition of "Alfons Mucha" in The National Art Center, Tokyo. "The Slav epic” was splendid!.

a0146758_18113581.jpg

 本日初日、開館時間に併せて行ってまいりました。既に200人くらい並んでいたが、まあまあジックリ観る事ができた。それというのも、客層が若くマナーが良かったのだな。絵の前に立ち止まって無駄話をしている展覧会名物オババ軍団が少なかった(笑)。これからずっとそうだとは思えないが

 巨大な「スラヴ叙事詩」20連作は想像を超えた大迫力。一点一点、まさに叙事詩のページをめくるように観てゆくと、若いカップルのこんな会話が

「なんであそこだけ明るいの?」、「スポットライト当てているんだな」。

うん、私もそれを感じている最中であった。作品によって部分的にまさにピンスポットライトに浮かび上がっているように見える。まさかそんな、広告代理店が企画したイベント展示みたいなことは許されないだろう、と思いながら出来る限り絵に近づいたり、様々な角度から見て検証した。

 おそらくではあるが、ミュシャはそれを狙って部分的に光を反射する絵の具を用いたのだ。さらに、背景を含む全体の描き込みと明度・彩度を綿密に計算している。あらためてこの連作の大きさだけではない素晴らしさを知ったのである。事前に調べておけば何の事はなかったのかも知れないが、自力で発見した結果感動が増した次第だ。

下図「ベツレヘム礼拝堂で説教をするヤン・フス師」、手前後ろ向きの人物の装束を中心に、柱の下部に至るまで白く光る絵の具をグラデーション的に施している。

a0146758_16140928.jpg

 叙事詩の最後のコーナーの4点は、なんと写真撮影OKであった。これには来場者の全てが大喜びでスマホをかざしていた。さすがに自撮りしたり記念撮影っぽく騒いでいる輩はいなかったが、これもずっとそうだとは思えないが

a0146758_16162857.jpg
a0146758_16165420.jpg

 いきなり叙事詩展示から始まる本展であったが、同様に重要なのは後半の展示コーナーである。パリでアールヌーヴォーの旗手となったミュシャは時代に翻弄され、米国に渡ってスメタナの「わが祖国」に触発され米国人実業家の支援により帰郷して「叙事詩」連作に取り組む決意をし、やがてチェコスロバキア共和国独立を機に「叙事詩」のみならずスラヴ民族国家に自分の才能を惜しみなく捧げたのである。その後侵攻したナチスにスラヴ愛国者として捕らえられたミュシャは、厳しい尋問が元で78歳でこの世を去った。後半の展示はこのことを作品によって丁寧に我々に教えてくれる。

 胸が熱くなった私は、再び「叙事詩」の最初の展示に戻り、結局三度叙事詩巡りをしたのであります。。。。

a0146758_16593774.jpg


[PR]
by Patch_It_Up | 2017-03-08 19:27 | 美術見聞録

絵画館で特別展を観る

I went to ‘Meiji Memorial Picture Gallery’.

The revolution of Meiji Restoration was achieved mainly by the Meiji emperor. Drawn with strict faithfulness to the histrical facts, the 80 masterpieces show the brave figures and historic scenes of the brilliant era.

a0146758_15173886.jpg

 先週、TVのニュースで天皇皇后両陛下が明治神宮外苑の「聖徳記念絵画館」で明治神宮外苑創建90周年記念特別展をご覧になられたとの報道がありました。

 絵画館の建物は知っていましたが、中に入ったことはなかったし、両陛下がご覧になった展覧会とあって、これは行かねばと馳せ参じたのであります。

 明治天皇御降誕から崩御までの幕末から始まる明治の足跡を我が国一線級の日本画・洋画家が描いた80点の壁画と関連資料・写真による本館初の特別展でありました。

 現在も、今上天皇皇后両陛下の御公務の多さに驚く私たちですが、新時代を迎えた明治天皇皇后両陛下の御公務の大変さが、壁画の一点一点から伝わってくるのであります。絢爛豪華な式典の模様、日清・日露戦争の劇的場面などの作品には圧倒されますが、私が心打たれたのは、多くの国民に接せられる両陛下のお姿を描いた絵でありました。

 北蓮蔵 筆「岩倉邸行幸」、病床にある岩倉具視を明治天皇が見舞われるの図。

a0146758_15180981.jpg

 現東京慈恵医大病院開院を記念して入院中の少年を励まされる昭憲皇太后のご様子を描いた「東京慈恵医院行啓」満谷国四郎 筆などは、感動の一言に尽きます。

a0146758_15183020.jpg

 さらに、個人的に印象深かった作品。

木村武山 筆『徳川邸行幸』

明治8年(1875)4月4日、明治天皇は東京の隅田川沿いにある小梅村(現在の墨田区)の徳川昭武(あきたけ)邸へ行幸されました。絵はその時の桜を楽しまれる様子を描いた見事な日本画です。昭武は、水戸徳川家の当主で、15代将軍慶喜の実弟。私が住む松戸市には、昭武の別荘であった「戸定邸」(国重文)があり、何度も足を運び昭武公には親しみを感じております。

 明治天皇は、光圀および斉昭の皇室尊崇の志を称え、先代の志を引継ぐようにとの勅語(ちょくご)を昭武に下されました。こうした史実を絵画館で初めて知った次第であります。

a0146758_15185734.jpg

 特別展は本日20日までですが、壁画80点は常設展示されています。皆様是非一度ご覧あれ。。。。


[PR]
by Patch_It_Up | 2016-11-20 15:23 | 美術見聞録

リャドの原画に逢える新小岩の『杉山美術館』

I visited “The Sugiyama Art Museum" in the downtown area of Tokyo.

The Sugiyama Art Museum is an art museum of Joaquin Torrents Llado by the collection of Mr. Sugiyama who is a social insurance consultant. It is only here to be seen with the original picture of a Spanish great painter Llado in Japan.

I was impressed very much. And I heard a lot of precious episodes of Llado from Mr. Sugiyama. I will be to visit this art museum many times from now on.

a0146758_13315101.jpeg

 新小岩に美術館?と疑問に思われるでしょう。しかも、リャドの原画が見られる我が国唯一の美術館と聞けば、さらに驚くでしょう。そうなのです、あのスペインの天才画家J.トレンツ・リャドの原画を常設展示している美術館が、東京・新小岩にあるのです。


 私が初めてリャドを知ったのは1990年頃のTVワイドショーでした。何故かジュディ・オングと当時の旦那さんである美術商の鈴木某氏が「ダリの後継者」として絶賛していたのであった。バブル真っ只中の当時、私自身もいわゆる業界人でブイブイ言わせていた時期でありました。が、TV画面から伝わってきたリャドの人物画が強烈に脳裏に残り、画業に専念してからもリャドの原画に遭遇する日を夢見ていたのです。時折、都心のギャラリーでラッセンやヒロ・ヤマガタなどと同列でリャドのシルクスクリーン作品を垣間見ることはあったが、「俺が見たいリャドはこれじゃない」と憤慨していたのでありました。展覧会ビジネス真っ盛りの今、いずれデパートとか渋谷ナントカ村とかで「リャド展」をやるだろうと待っていても一向にその予兆すらない。


 無性にリャドの絵を見たくなった私は、ネット検索で「杉山美術館」を知りました。もちろん、都心のギャラリーのようにシルクスクリーン作品だけの展示であればスルーするところでありましたが、原画を常設展示しているとのこと。早速電車とバスを乗り継いで行ってきました。最寄りの駅は新小岩、隣町の小岩に10年間住んでいた私には身近な土地である。歩いて10分、見慣れた住宅街にポツンとその美術館がありました。

 一階は杉山経営労務事務所で、二階全体が展示室になっている。平日の午後、来館者は私一人。明るい室内、まずはイントロダクションのように鮮やかなシルクスクリーン作品に出迎えられ、奥に油彩画が鎮座しており、シルクスクリーンでは決して伝わってこない原画の迫力に一気に呑み込まれた。筆の勢いで絵の具のしぶきが額から飛び出しているかのような臨場感。私にとっては、青木繁、タマラ・ド・レンピッカの原画に出会って以来の感動。


 しばらくして「照明を変えてみましょう」と女性スタッフがスポットライト中心の照明効果に切り替えてくれました。こうしたことは他の美術館ではありませんね。おお、遺跡の中にいるような荘厳な雰囲気に。展示されていた唯一の人物画「カルビン嬢」が目の前に迫り来る。

 さらに「秘蔵の映像があります」と、かの女性スタッフがポータブルDVDをセットしてくれました。映像はリャドが日本人女性モデルを描いている様子をホームビデオで録ったもの。1990年10月30日のクレジットがあり、リャドが初来日した時に録られたものでしょう。20号ほどのキャンバスに下地を施すところから完成に至るまでを、途中シルススクリーンや画集にサインする様子を挟みながら記録された実に貴重なビデオ。カウンターの時刻表示から、リャドはこの絵を五時間ほどで描き上げたことが分かります。なんという筆の速さでしょう。タバコをふかしながら時折モデルに「疲れたかい?」などと語り掛け、あまり筆を変えず一気に描く姿にリャド芸術の根幹に触れる思いでした。たくさんの細かい部分に気がつきましたが、書ききれないのでこの辺にしておきましょう。


 ビデオを見終わった頃、宮崎駿に似たヒゲの紳士が二階に上がってこられ、もしかしたら館長かなとご挨拶。まさに館長の杉山岳久氏でありました。リャドの話はもちろん、当美術館設立の趣旨や昨今の美術事情まで貴重なお話を聞くことができました。私が抱いていたリャドにまつわる疑問の点と点が結びつくような話もあり、私の絵画芸術に対する持論をも確信することが出来たのであります。これは、数年前に礫川浮世絵美術館にて松井館長から北斎や浮世絵について教示された経験に匹敵するものでした。


 気がつくと、閉館時間はとっくに過ぎ、夕暮れ迫っていました。帰路、新小岩商店街の居酒屋の誘惑を断ち切りながら考えた。絶え間なく開催される大展覧会に出掛け初詣状態で名画を走り見するより、こうした美術館で偉大なる画家の体温を感じることの方が、美術を志す者にとって得るものは膨大だし、美術愛好家にとっても造詣が深くなるというものだ…。


 リャドと杉山館長、そして優しく対応してくれた女性スタッフに感謝する一日でありました。帰宅してからの湯豆腐とウイスキーが一際旨かった。。。。

a0146758_13321280.jpeg


[PR]
by Patch_It_Up | 2016-11-05 13:35 | 美術見聞録

国立新美術館で『ルノワール展』を観る

a0146758_19411138.jpg

I saw a “Renoir: Masterpieces from the Musée d’Orsay and the Musée de l’Orangerie” at The National Art Center, Tokyo. I could see a painting of much splendid Renoir in Japan, and I was happy.

 世間的にはお盆休みの最終日の今日、『ルノワール展』へ。

連日超満員と聞いていたので覚悟していたが、待ち時間無しで入館できた。が、絵の前にはマナーの悪い客が溜まっており、ほとんどの作品は遠目で鑑賞するしかなかったが、まあ私としては満足。日本にいながらこれだけのルノワール作品を観られる機会は当分ないであろうからね。

 私が模写するために徹底的に研究した二作品「ピアノを弾く二人の少女」と「都会のダンス」に対面した時は言い知れぬ感動を覚えた。筆使い、配色など、作品に対する私の解釈が間違いなかったことも確認できた。特に「都会のダンス」のモデル、シュザンヌ・ヴァラドンの横顔の美しさには惚れ惚れした。また、全く個人的な感想だが、他の女性像は美形が少なかった。ルノワールの正直さが表れていて一人苦笑してしまったのである。

 驚いたのは、コローやゴッホ、ピカソなどの珍しい作品も展示されていたこと。ルノワール作品のテーマに沿っての展示であったが、ちょいと唐突ではないかと思いながらも堪能した。

 今月22日まで、恐らく連日ごった返しでしょうが、足を運ぶ価値はありますぞ。。。。

a0146758_19413137.jpg


[PR]
by Patch_It_Up | 2016-08-16 19:42 | 美術見聞録

有朋自遠方来、不亦楽乎

30年来の親友T氏が大阪から上京、15年振りの再会は新宿御苑のBARROSSO」にて。

T氏と画策しているのは、関西のアーティストとのコラボレーションアートプロジェクトの始動、およびアジア圏でのジャパンアートイベントの展開。

今宵のROSSOではライブイベントを開催中。この店で出会った旧知の友人、そして新しい出会いもありの、私にとっては実に有意義な一夜でありました。

怒涛のように過ぎ去りしこの30年、伴侶も含め多くの人間は去って行ったが、たった一人の友さえ訪ねて来てくれれば良いのだと思う夜でありました。。。。

a0146758_01224758.jpg


[PR]
by Patch_It_Up | 2016-06-03 01:23 | 美術見聞録