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お部屋に絵を飾りましょう
by 棚倉樽
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福島に生まれ青森に育つ。18歳で画家を志し上京。紆余曲折の末、50歳にして画業に専念。油彩&水彩の風景画・人物画に日々取り組んでいます 。
facebookもよろしく→https://www.facebook.com/tarutana
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作品『根津神社の拝殿』

"The worship hall of a Nezu shrine (Tokyo)"
12.7×18cm・Watercolor painting

根津神社の拝殿、実に壮麗かつ崇高な建造物でした。
1900年前に日本武尊が千駄木の地に創祀したと伝えられる古社。文明年間には太田道灌が社殿を奉建し、江戸時代になって徳川5代将軍綱吉の世継が定まった際に現在の社殿を奉建、千駄木の旧社地より御遷座した。明治維新には明治天皇御東幸にあたり勅使を遣わされ、国家安泰の御祈願を修められるなど、古来御神威高い名社であります。
由緒ある神社へは参拝する人も多かったのでしょう、門前には創建後から根津遊郭が賑わっていたそうです。後に新吉原、洲崎へと移転されるのですが、先日私が描いた摂末社である「乙女稲荷」は、もしかしたら根津遊郭に由来するものなのではと思いを巡らせたのであります(間違いはご指摘ください)。また、森鴎外、夏目漱石などの文豪が近辺に居を構え、本神社を訪れて想を練ったと伝えられています。
あらゆる意味で都内のパワースポットとしては、これ以上の場所はないでしょう。。。。
作品『根津神社の拝殿』_a0146758_241545.jpg

# by Patch_It_Up | 2013-08-05 02:04 | 東京名所図会 | Comments(0)

花火の特等席

今宵は松戸の花火でありました。午後7時から轟音が鳴り始め、巨人・阪神戦の実況が聞こえない程(笑)。夏本番を告げる心躍る花火大会、しかし私には一足早いお盆の到来のように聞こえるのでありました…。

離婚後、お袋を連れて松戸へ移り住んだのが12年前。老老介護とまではいかないものの、苦しい生活の始まりであった。半身不随のお袋をたまには何処かの温泉にでも連れて行きたいと思いつつも、そのような余裕も失ってしまった私。唯一、花火大会の時に近所の駐車場まで車椅子で連れて行って、ビルの隙間から花火を見せてあげるのが、せめてもの親孝行なのでした。コンビニで買った缶チューハイを美味しそうに飲みながら歓声を上げるお袋。私はなんだか嬉しくて、座り込んで発泡酒を何杯も空けたのでありました。ここが私たち親子にとっての「花火の特等席」になったのであります。

年を重ねるごとにマンションが次々に立ち並び、花火が見られる範囲も狭まり、お袋の歓声も小さくなってゆきましたが、私にとっての親孝行の一夜は楽しいものでした。そして4年前の夏も、すっかり衰えたお袋はブドウの缶チューハイをほんの少しだけ飲んで「わ〜、なんぼ奇麗なんだっきゃぁ」と、か細い歓声を上げていました。そして、花火が終わって「毎年ありがとね」とボソッとつぶやいていたのです…。それから半年後にお袋は亡くなりました。ああ、あれが最後の花火だったのだなぁ、と私は「ドーン!ドーン! パチパチ」の音を聞くと毎年シンミリしてしまうのであります・・・。

イラストは5年程前に思い付きで描いたものです。。。。
花火の特等席_a0146758_355322.jpg

# by Patch_It_Up | 2013-08-04 03:06 | 家族の肖像 | Comments(0)

作品『根津神社の神橋と楼門』

"The bridge and gate of a Nezu shrine (Tokyo)"
18×12.7cm・Watercolor painting
作品『根津神社の神橋と楼門』_a0146758_2319683.jpg

根津神社の拝殿に参拝するには、この絵のように神橋を渡り楼門と、さらに奥にある唐門をくぐります。神橋は平成18年に架橋された新しい橋で、小さいながらもその名の通り社殿へのアプローチを厳かなものにしています。橋から下を覗いたら大きな亀が二匹仲良く甲羅干しをしておりました。
楼門は他の社殿と同じく宝永3年(1706)の創建で、国の重要文化財に指定されています。正面右側の随身は水戸光圀公がモデルと伝えられているそうです。「根津権現」と崇められた神社ならではの立派な門でありました。。。。
# by Patch_It_Up | 2013-07-30 23:19 | 東京名所図会 | Comments(0)

新松戸で「泳ぎ活イカ姿造り」を堪能

昨夜は、先日描いた作品「佐渡でサイクリング」を友人にお渡しいたしました。当初は浅草にてお会いすることにしていましたが、なんと当日は隅田川の花火大会。大混雑を避けて、急遽新松戸に場所を移すことに。
新松戸で待ち合わせをしていたら、嬉しいことに奥様とご同伴。わたくし、理想的な伴侶と言わざるを得ないこの奥様のファンでして、二年振りの再会に心ときめいたのであります(笑)。お二人には絵をとても喜んでいただき、光栄至極でございました。
新松戸で「泳ぎ活イカ姿造り」を堪能_a0146758_0452518.jpg

「魚三郎」という居酒屋でホタテ・ハマグリの浜焼きや刺身の大漁盛りなど、大変ご馳走になりました。中でもこの店の名物「泳ぎ活イカ姿造り」にはビックリ!。店の水槽で元気よく泳いでいたイカをさばいて出してくれたのですが、頭と足が不思議な光を発しながら大暴れしているのです。こんなの初めて見ました。イカと目が合ってしまい少々気の毒ではありましたが、塩焼きにして美味しくいただきました(笑)。
新松戸で「泳ぎ活イカ姿造り」を堪能_a0146758_0461395.jpg

時間を忘れ無頼な話題に大いに盛り上がりました。一世代上の友人ですが、これほど飲んでいて楽しいお方はおりません。元々はサイクリングを通じて知り合いになったのですが、私の絵を評価していただき応援し続けてくれている大切な人、心より感謝申し上げます。またお会いする機会を楽しみにしております。。。。
# by Patch_It_Up | 2013-07-29 00:47 | 未分類 | Comments(0)

作品『乙女稲荷神社(東京 根津)』

"Otome Inari Shrine"
18×12.7cm・Watercolor painting
作品『乙女稲荷神社(東京 根津)』_a0146758_2359721.jpg

根津神社の摂末社、乙女稲荷の社殿です。左右に続く千本鳥居、緑の中に浮かぶ朱の社殿、壮麗で神秘的でありました。乙女稲荷の名のイメージからか、私には竜宮城のようにも見えたのであります。
稲荷神社に祀られているのはウカノミタマ(古事記では「宇迦之御魂神」、日本書紀では「倉稲魂命」)で、穀物の神です。ウカは穀物・食物の意味だそうです。ウカノミタマは女神であるとされていることから「乙女」という名を冠にしたのかと思いきや、そうではありませんでした。実は、この神社の祠の奥に深い穴があって、それが女性器に似ていたからだそうです。なんとも大らかですが、古事記にある数々のエロティックなエピソードを考えると、いにしえの人々にとっては自然なことだったのでしょう。穀物の神と生命の起源である女性の象徴が結びつくことは、五穀豊穣そして子孫繁栄を願う人間本来の自然な発想であると言えるのであります。。。。
# by Patch_It_Up | 2013-07-26 23:58 | 東京名所図会 | Comments(0)